「10週間でこんなに変われるとは思ってなかった」
M さん(会社員 30代男性)に聞きました
以前はずっと逃げ回っていた英語
ずっと英語は嫌いで、できれば避けたかったのに、仕事で避けられない状況になってしまって、渋々、この講座を受講することにしました。
これまでは、海外との会議の時も英語ができる同僚に任せて、私は地蔵になってやり過ごしていたんです。
最初はとにかく、仕事でギリギリ通じる発音さえできればいいという、かなり低いところに目標を置いて始めました。でも、始めて2週目くらいから急に聞こえ方が変わって、「あれ?英語ってこんなにくっきり聞こえるんだ!」と思ったんです。
そうしたらだんだん楽しくなってきて、嫌いだった英語が好きになってきました。
それが私にとっては、発音が上達した以上の収穫です。
海外出張で話さざるを得なくなって
先日韓国に出張した際、フルアテンドしてくれた韓国人の Kさんが日本語が全くできず、会話はすべて英語でした。事前にあった打ち合わせの時は、1時間だけなのでいろいろ暗記してなんとか乗り切ったのですが、今回は各地を回る3日間の行程でした。
3日間、移動の車も、食事もホテルも、ずっと一緒です。短時間の打ち合わせなら、ある程度想定して問答集を用意できるのですが、この状況ではそういうわけにはいきません。考えただけで頭がクラクラしましたが、事前準備は無理だと思って、『もう暗記に頼らず思いついたことをどんどん言っていこう』と覚悟を決めました。
気付いたらラリーができていた
最初は「暖かいですね。」のような、当たり障りのない会話から始まりました。Kさんの英語は訛りもなく、気さくに話してくれる人だったこともあり、言ってることがほとんどわかったんです。わかるから、返せたんです。
最初は発音を意識しながら、単語や短い文章で言ったので、こちらの言うことも通じて、そうするとまた返ってきてラリーができ、気付いたら普通に英語で会話できていました。
今までそういう経験がなかったので、自分でびっくりしながらも、『英語を話すこと』よりも『会話』に集中できるようになって、すごく楽しくて、普段はおしゃべりなほうではないのですが、どんどん喋ってしまいました。最終的には Kさんに「You are nice guy !」と言われるくらい気に入ってもらえて、とても嬉しかったです。
知識をすぐに実践に活かせる
会議の時、Kさんが「タベル」「タベル」と言っていて、何のことだかわからなかったので、『よしきた、講座で教わったことを実践してみよう』と、「Sorry?What’s the spelling?」と、スペルを聞いて書いてもらったら、「top bulb」のことだとわかりました。
スペルがわかれば自分でも発音できました。先週教えてもらったことが、早速実践で使えたので良かったです。
前回の出張までは、できるだけ避けて逃げ回っていたので、会議中にこんな質問をするなんて考えられなかったのですが、話に割り込んでも喋るくらいになっていました。それに、自分の持っている受験の時に培った知識で大体言えちゃうんだな、ということも改めて感じました。
大きな自信になりました
いちばん喜ばれたのは、美味しい焼肉をご馳走してもらったときのことです。とても美味しかったので「It’s good.」 「Good taste.」と普通に言ったんですけど、どうしても伝えきれていない気がしました。
そこで、『本当に美味しくて箸が止まらない』という気持ちをそのまま「I can’t stop eating.」と言ったら、すごく喜んでくれたんです。
その時の自分の感情にいちばん合った言葉を言ったら、それが通じて相手も喜んでくれたので、『意外と発音さえできればコミュニケーションとれるんだな』とわかりました。発音ができなければ通じる自信がないし、自信がなければ『気持ちを伝えよう』という気にもならなかったと思います。
今回は、非常にHappy な出張でした。そして大きな自信になりました。
教え方研究所より
Mさんのように、会議は暗記で乗り切れるけれど、前もって準備ができない雑談が始まると途端についていけなくなる、という方は結構多いのではないでしょうか。でも、仕事の話が終わった途端に会話が成立しなくなるのでは、相手にとっては不可解でしょうし、不信感さえ抱かせてしまうかもしれませんから、これはなんとか解決したい問題です。
Mさんが受講したのは、たった10週間の発音トレーニングです。
最初の変化は『耳』に表れます。正しい発音ができるようになってくると、すぐにその音を聞き取れるようになり、英語が自然に耳に入ってくるようになります。Mさんは、それを実感したことで自信がつき、自ら積極的に英語を話せるようになりました。これはMさんにとって大変大きな成果で、私たちにとってもとても嬉しいことです。以前は苦痛だった英語が好きになって、これからは楽しみながら英語に向き合っていけるでしょう。
教え方研究所旧サイト2017/2/23 の記事より引継ぎ掲載しました